2011-05-27 16:54 | カテゴリ:デグーの怪我と病気
ジャンル:ペット テーマ:★デグー★Degu★
前回の日記の続きです。


ダラダラと長くなりますが、
今後同様の症状で参考にされる方がいらっしゃるかもしれないので、
なるべく詳しく書きます。


火曜日の午後、旦那に早めに帰ってきてもらって
すーちゃんを動物病院に連れていくことにしました。


はじめての通院、大丈夫かなぁと思ったけど、
移動用のキャリーに移しても、
何食わぬ顔して牧草をムシャムシャ。
おっ、案外度胸ある?


ところが、玄関を一歩出た途端に固まった(笑)
キャリーの隅っこにぺタッと丸まって、
顔も低~く、耳もぺッタンコにして気配を消して、
だけど目だけはまん丸に見開いて警戒ww
声をかけても、突っついても


死んだふり・・・死んだふり・・・(笑)


そのまま1mmも動くことなく、小一時間車に揺られて、
神領ビーング動物病院に到着。
待合室で「生きてるか~」と撫で撫でしてもまだ、


死んだふり・・・死んだふり・・・


本人は気配を消しているつもりなんだけど、
必死な様子がひしひしと伝わってくるので、
なんだか笑えましたw


診察室に呼ばれ、
すーちゃんをキャリーに入れたまま状況説明。
もちろん本人は死んだふりw


体重の推移、食欲はあるけどやせていくこと、
ここ数日の糞の様子、
応急処置で、ビオフェルミンや乳酸菌を与えたことなどを説明しました。


先生からもいくつか質問がありました。

複数の糞が繋がっていたりしませんか?
(毛球症疑い)
 →形は悪いけど一つ一つばらばらで出てきます。

水をたくさん飲んだり、尿が多くなったりしていませんか?
(糖尿病疑い)
 →飲水量は変わりありません

血尿が出たりしていませんか?
(結石や尿路感染症疑い)
 →見た目で分かる範囲ではありません。

呼吸が速いと感じることはありませんか?
(甲状腺機能障害疑い)
 →ありません


かっこの中は、この病気を疑っているんだなと
私が感じたものを書いてあります。
ですから、先生の頭の中には別の病名も浮かんでいたかもしれません。


持参していた糞があったので見てもらいました。

デグーの糞 

下がすーちゃんの分、上が多分きくちゃんの分です。
火曜に採取したものなので、形は良くなってきています。


まずすーちゃんの分を見せたところ、


確かに小さいですが、ちゃんと丸くなっていて、形はいいですね。
固さもしっかりあるし。


そして、比較用のきくちゃんのものを見せたところ、


っていうか、これデカイですね!
普通、皆さんが持ってくるのはこの二つの中間くらいの大きさですよ~。
デカイなぁ~。まぁ、いいことなんですけどね。しかし、デカイなぁ~。


って、デカイ、デカイと言われちゃいました(^^;ゞ
確かにうちの子の糞の大きさには定評があるんですw


顕微鏡で糞の検査もしてもらいましたが、
細菌も原虫も見当たらないということでした。


そしてすーちゃんの触診
私がキャリーに手を入れて、すくいあげると、
さすがに死んだふりもできず、キョロキョロw
あれよあれよと先生の手に渡って、タオルにくるまれて、
お腹をムニムニ、グニュッーと、見た目にもかなり強力な触診。
すーちゃんは暴れることもなく、されるがまま。


やっぱり元気ないんじゃないですか?
普通こんなに触らせないと思いますよ。


と先生は言ってたけど、元気がないんじゃなくて、
びっくりして、手も足も出なかっただけだと思いますw
痩せているので、内臓も触りやすいとのことでしたが、
触った感じで気になるようなしこりなどは無かったそうです。


聴診器で心音のチェック
こちらも問題なし。


口のチェック。
前歯は、色も形もよく、問題なし。
よく食べ、よだれもないので、奥歯のチェックは無し。
口の問題ではないでしょうとのこと。


目のチェック。
光を当ててみたところ、水晶体に若干濁りがある気がするとのこと。
歳だから仕方ないねぇ~。
まぶたをあっかんべーされて、血色には問題なしとのこと。


ここまでの問診&診察で、
内臓に何らかの病気があるというのが先生の判断。
可能性の高いところでは、肝臓、腎臓、甲状腺。
原因を特定するには検査が必要だけど、
この状態だと血液は採れそうもない。
先生と相談した結果、痛みなくできる範囲の検査をしてもらうことにしました。


というわけで、まずはレントゲン


元気なすーちゃんなので、麻酔かけないとレントゲンできないかな?
でも、今麻酔したら生命の危険があるな、と思いながら来たのですが、
見事ないじけっぷりのおかげで、麻酔なしで撮影できましたww
横からの画像と、背中側から見下ろした画像の2種類。
画像診断の結果、

・やっぱり結構食べている。ちゃんと腸の中に糞が並んでいました。
・胃に若干ガスが溜まっている、腸にも少々。だが正常範囲内。
・膀胱などには結石は見当たらない。
・心臓のサイズは正常。
・他の臓器にも、レントゲンで分かる範囲の異常は見当たらない。
・特に説明はありませんでしたが、見た感じ歯根の問題もなさそうでした。


お次は、超音波検査
私がすーちゃんを持って、先生が機械を当てて検査。
毛のある動物の超音波検査って、どうやるのかと思っていたけど、
そのままゼリー塗ってできちゃうんですね~。
毛を刈ったほうが鮮明に写るようなことを仰ってましたが。
お腹にゼリーをベタベタ塗られて、
さすがにすーちゃんもジタバタしていましたが、
噛み付くこともなく、それなりに大人しく検査を受けてくれました。

・腹水も胸水もなし。
・腸はよく動いている。←グニュグニュ動いてるのが見えました。


といった感じでじっくり検査してもらって、
問題がない部分を確認しながら、
病名を一つ一つつぶしていきました。
検査しきれない病気については、
順番に薬を投与して、反応を見て判断していきましょう
ということに。


というわけで、今回は、
整腸剤として、ビオフェルミンRとプリンペラン。
それに、肝臓の薬(名前チェックしてくるの忘れた)を混ぜて、
シロップで少し甘くしたものを出してもらいました。


これをしばらく飲ませて、体調に変化があるか様子を見て、
変化がなければ先生にお伝えする予定。
その時には尿検査もしたいとのことでした。


以上の診察内容で合計5,460円。
安いと思います。
これを高いと感じるならデグーは飼えないですね。


帰路もまた、お決まりの死んだふりで小一時間。


家に着いて、キャリーを開けて、
ケージの入り口に近づけても、まだ死んだふり。
仲間がキャリーに入ってきたらはじめて
「あれ?」といった様子でキョロキョロして、
ピョーンとジャンプして、ケージの中に戻っていきました。
ほらやっぱり、元気あるじゃない(笑)


そしてケージに戻った途端に警戒鳴き。





ちょっと、あんたたち、一体どこに私を連れていったのよ。
ガタガタ揺れて、怖い思いをしたと思ったら、
知らない人に体中もみくちゃにされて、
挙句にゼリーをベタベタ塗られて・・・私の美しい毛皮が台無しじゃないの!
まったく何考えてるのよ、キッ・・・キッ・・・キッ・・・キッ


・・・と、すーちゃんのクレームはしばらく続いたのでした(^_^;


その後、せっせとグルーミングして、
モグモグ牧草を食べていたので、
引きずるようなストレスは無かったようですw


その後は、指示通り一日2回投薬をしています。
薬の効果が出てくれるといいんですけどねぇ~。


すーちゃん通院お疲れ様でした!
そして、長いエントリーを読んでくださった皆様も、お疲れ様でした!


デグーでも、しっかりとした動物病院に連れていけば、
これだけのことを調べられますよ。
普段から、信頼できるかかりつけ医を探しておいて、
いざというときは、早めに診察を受けることをお薦めします!


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